理系院卒と考える、ビッグディールを振り返ろう、M&Aの資金調達について

こんにちは、ゆきです。

 

三連休最終日、皆さんは何をしてお過ごしでしょうか?

私はというと、体調が悪くてぐったりしております。

でも三連休の良いところは、次の週の平日が4日間になり、休みが近くなることですね!

 

さて今回は前回までのベンチャー話からM&Aのお話に一気に戻りたいと思います。

 

【武田のシャイアー買収について】

つい2年前、2018年に武田によるアイルランド大手の製薬(新薬)メーカーであるシャイアーの買収が発表されたのはご存じだと思います。

注目された理由としては、もちろんその買収金額によるところが多いと思います。

当時の私は、「6兆円??武田ってそんなにお金持ってたっけ??」といったような感想を漏らす一般人でした。そんな私も金融の世界で数年やっていれば、何とな~~~くこうなっているのかなぁといった考察ができるようになり......いやいやまだまだですよ...........そんな詰めないで、、、、

 

ということで、今回過去に疑問を持った買収資金の一部について興味深い記事を読んだのでピックアップしたいと思います。

 

(っとその前に今回から冒頭部分でインターンでつかえる買収戦略!というまとめを作りたいと思います。私はベンチャーが主催するちっさなインターンにしか参加したことがないのですが、投資銀行と呼ばれるなんだかすごそうな所のインターンでは何兆円といった買収の提案を作らされるみたいじゃないですか。実際武田の件もでかい案件なので参考になるかと。個人的に使えるアイディアとしては、買収資金を多額のローンで調達すると、格付けが下がって社債の発行に影響が出るため、これ避けるために一部劣後債格付け機関に50%が資本と認められる)による発行を行う、とかでしょうか。提案に盛り込むと一歩深まった議論ができるのではないでしょうか?

 

日本経済新聞に記載のこの記事

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO41329400V10C19A2DTA000/

今回の武田薬品による買収では現金と株式の両方が用いられております。

現金の多くを海外市場で外貨建普通社債(約1兆6,000億円)により調達しております。

さて、ここで格付けとはどんなものなのか見ていきましょう。

https://www.standardandpoors.com/ja_JP/delegate/getPDF;jsessionid=32B41899C3806FCEF015E177D8593AF3?articleId=1825216&type=COMMENTS&subType=REGULATORY

(参考:S&P

格付けとは信用リスクに関する意見です。S&P の格付けは、事業会
社や政府、地方自治体などの発行体(以下「発行体」)の金銭債務
を期日通りに全額履行する能力と意思についての S&P の意見を表し
たものです。
また、格付けは社債や地方債などの個別債務の信用力と、こうした
債務が不履行となる相対的な可能性に関する意見も示しています。

 

格付けとは信用リスクのことです................信用リスクって何やねん!!!!????

まぁよくよく読むと債務が不履行となる相対的な可能性(つまり、社債分が返ってこないってことでよいのかな?)を示しているということだそうです。

 

資本性がある劣後債が発行された理由は、この信用リスクを極端に下げないためということだったのですね(ちなみに19/3期末の武田の格付けはS&P BBB+なので投資適格水準だそうですねhttps://www.takeda.com/jp/investors/stock-and-shares/)。

 

このように規模の大きい買収の時には大規模な資金調達ニーズもあるので、M&Aのアドバイザリーがフィーで稼ぐのと同等かそれ以上に資金の調達に係る手数料も出てくるのでしょう(知らんけど)。なので金融機関は目を血眼に提案に勤しんでいるのでしょうね。

 

書き終わって気づいたんだけど、この話、過去にもしていたような........

 

次回は別のことでも書きましょうか!

 

できることは少ないですが、志望動機の添削程度でしたら力になれると思うのでもしそのようなニーズがあればご連絡いただければと思います(過去に2件やっております。力になれたかわかりませんが、希望の業界の内定報告を頂けてうれしかったです)