ゆきと考える、鍼治療って何なのか
こんにちは、ゆきです。
肩首コリがひどくて鍼治療を受けてきました。
そもそも細い針を筋肉にさすだけで効果があるのかについては懐疑的でしたが、如実に筋肉が柔らかくなったので鍼治療について布教しようと思い、今回まとめてみました。
東洋医学とは
鍼治療は中国医学に基づき、主に中国・日本・韓国で治療法が発達してきたという背景から、東洋医学に分類されるそうです。ちなみに鍼治療以外の東洋医学ですと生薬、漢方、灸などがあげられます。東洋医学の目的は、病気やけがの原因が何であるのか原因を突き止め、その原因を除去することです。
西洋医学とは
対して西洋医学は体の悪い部分に直接アプローチすることを主眼とした治療となっています。現在、病院で受診すると、多くの場合薬(特に低分子化合物)が処方されると思いますが、これは主に西洋医学(化学合成由来の医薬品)に由来しています。ちなみにこの西洋医学が発展する前は植物由来の薬が用いられておりました(漢方もその一つですね)。西洋医学の大きな進歩だと(勝手に思っているのが)1928年に世界初の抗生物質として発見されたペニシリンです。これにより19世紀に猛威を振るった病原菌に対する治療法が確立され、この功績によりフレミングはノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
鍼治療とは
さて、今回私が受けてきた鍼治療は東洋医学に分類されます。鍼治療は髪の毛ほどの細い針を使って、体の特定の部分を刺激することで、体のバランスを整える治療方法です。主な作用としては鍼の刺激によって筋肉の固さが緩み、交感神経の活動を抑制し、筋血液量が増大させるそうです。
鍼治療の効果についてそのメカニズムの全容は解明されていませんが、一部疾患については西洋医学と同等の効果(もしくは同等に効果がない)ことが確認されています。
鍼治療の感想
私は肩首の凝りに対して治療をお願いしましたが、確実に良くなりました。また、入眠時間が深夜になることも多く、自律神経のバランスが大きく崩れており、日中頻繁にイライラや頭痛がしていました。鍼治療実施後は睡眠の質も向上したのではないかと感じます。もし日中首の痛みが取れないという方がいれば、一度整形外科等で見てもらったうえで、自律神経のバランス、筋肉が凝り固まっているのがわかれば、鍼治療に行ってみるのもよいかもしれません。もちろん医師やはり師の人と十分お話ししたうえで治療については判断してください。
まとめ
結局は医師やはり師と相談の上ですが、日頃不規則な生活が多く、ストレスフルかつデスクワークが多く自律神経等の不調を感じるのであれば、鍼治療というものもあるよ、ということは覚えておいてもよいかもしれません
*ちなみに東洋医学と西洋医学といった医学の切り方は俗語だそうです。
*また鍼治療によるエビデンスがプラセボによる可能性を排除しきれないといった情報もあるそうです。
*医学って難しいですね
参考
東洋医学と西洋医学の違いとは? それぞれの特徴について知っておこう
死に至る病でさえ克服した「人類と薬」の世界史 | 医薬品・バイオ | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準