初心者向け 企業分析入門

こんにちは、ゆきです。

財務3表実践活用法のツイートが伸びて以来、味をしめたのか、財務を中心にブログを書いております。

そんな中、今回も投資銀行に興味があるけど、会計を少しかじっただけ、どうやって企業分析していいのかわからない(就活の文脈で語られるものではなく)、という人にお勧めの本当に簡単にできる企業分析の方法をご紹介したいと思います。

 

用意するのは次の3つ!!

キャンパスノートセミB5 方眼

FRIXION ボールペン黒 0.5

好きな会社の有価証券報告書

 

貸借対照表を図式化する。

キャンパスノートを開いて、いざ分析開始!

大手町のランダムウォーカー(@OTE_WALK)さんが行っているように貸借対照表を縦長長方形にして(大体縦10マス、横8マス)流動資産、固定資産、流動負債、固定負債、純資産に区切ってみましょう。

その隣に、売上の箱を書いて(ちゃんとスケールは揃えてね)、営業利益、当期純利益で区切っていきましょう。

こうすれば、総資産でいくら売上を作れているのかROEはいくらなのか、流動負債を流動資産でまかなえているのか等々分析をする基盤が作れます。

 

②売上をセグメントごとに分解

大企業になると、企業の中に様々な事業があります。有価証券報告書の中にセグメント情報として記載されていますので、各セグメントからどの程度売上が出ているのか(できれば営業利益も)これもグラフ化しておきましょう

 

③経営方針に注目

有価証券報告書の中には、その企業の経営方針を記載した項目があります。この項目を読んで、事業をどのように成長させていくのか理解して、図に書き込んでおきましょう。

さらに、売上目標の記載があれば、箱を書いておきましょう。これで、何年までに何%ほど事業拡大しなければいけないのかわかるようになりましたね。(そのほか重要な目標数値については適宜ノートに記載していきましょう)

 

※CFについてはざっくり目を通して、FCFがマイナスになってないよねぇぐらいでよいかと思います。大企業なら、この辺りはバランスが良いことのほうが多いです。(なってなかったら大問題!今すぐ提案の準備を!!(笑))

 

有価証券報告書に記載されている「対処すべき課題」「事業等のリスク」等々リスクについて(方針の中に書いてあるかな?)ノートの図解した中に記載しましょう。

例えば、どのセグメントの事業環境に影響が出ているのか、それは利益率、売上、それとも両方に影響等々をノートに記載しておきましょう。

ここで内部環境や外部環境といった整理ができるとなおよし。

 

⑤分析結果から so What?を出そう

自分の知識と合わせて、事業は伸びるのだろうか?衰退するのだろうか?とるべきアクションは?

M&Aするならどの企業がいいんだろう?といった仮説を作らましょう。

 

その仮説をサポートするために、さらにどのデータが必要か考えましょう。その際は、MECEに考えたり、ざっくばらんに考えたり、うまく思考を行き来しましょう!

 

一通り書いては見たものの、まだまだ甘いなぁと思う日々です。

よりお役に立てそうな分析方法があればご紹介したいと思います。

 

それではまた~